文化財巡視に同行させていただせいた報告 その2
令和4年6月25日 大橋 和義
③ 明徳 舟着神社 足利義満舟着場(史跡)
昔、鳥居のあったところを浜見の鳥居跡と言い、小字柳原という所に、船をつないだ大きい岩があったことから、この辺り一帯は浜港として、栄えた。
里伝では明徳4年(1393)、足利義満が、養老観瀑に訪れた時、この船着き場を利用した言う。
④ 飯ノ木 田中道麿生誕地標石 (史跡)
田中道麿は国学、特に万葉集の研究家として全国に知られた大学者。
享保9年(1724)飯ノ木生まれ。道全と号す。幼い時から学問を好み、彦根の大菅中養父の教えを受け、更に加茂真淵について古学を極める。後に名古屋に移り、門人300人を教え国学の興隆に尽くす。
表に「先賢田中道麿大人発祥地」裏に「昭和18年1月後学建立」、横に「本居宣長五世孫清造書」と彫られている。
次回はどんな文化財を紹介して頂けるかシリーズ化を楽しみにしております。