文化財巡視に同行させていただいての報告(7)
少し、怠け、間があきましたが続けます。R.4.7.24 大橋和義
⑨ 鷲巣 白山神社 覗き仏
境内北寄りの所に小さなお堂があり、中に目通り2m以上もあるかと思われる大木の根元部分がおさめられている。覗き仏とは実はこの大木の根っこに巻き込まれておいでになる石仏のことである。(木の割れ目から、拝むことが出来る)
この神社や南隣の薬師堂の辺りには、昔は多くの石仏が散らばっていたようだが、その一体が巻き込まれたものだろう。
昭和47年頃、一老人の夢により村人たちがこの石仏を探し当て延寿観音と名付けてお祀りしている。
⑩ 養老公園 養老寺 ムクの木
養老寺境内の不動堂に向かって左側にある。樹齢は450年から500年の古木。
「養老町の文化財」(平成4年版)には、根元の周囲6.3m、目通り幹の周囲5.1m、樹高11.9m、枝はり東側7.8m、西側7.4m、南側7.4m、北側8mと載せられているが、樹勢がかなり衰えており心配である。